人的ネットワークの広げ方と、新規事業アイデアの見つけ方

多角化するノウハウ

山地 章夫
山地 章夫

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こんにちは、山地です。

「百聞は一見にしかず」という格言をご存じですよね。実は、この言葉には続きがあります。

「百見は一考にしかず。百考は一行にしかず」

つまり、聞くことよりも、見ることよりも、考えることよりも、行動(体験)することが大切だという教えです。

私自身もこれまで、体験をなにより重視してきました。

今回は体験から始まる人脈の広げ方と、新規事業アイデアの見つけ方をご紹介しましょう。

「新規事業はどのように発想するのか」

「ビジネスにつながる人脈をどうつくるのか」

というような疑問へのヒントになると思います。

目次

  1. 気になる情報は、まず自分で体験を
  2. 「この人は!」と思った人の講演会に行こう!
  3. 講師には積極的にアプローチを
  4. 懇親会は出会いのチャンス
  5. 交流会はオープンマインドで
  6. 地方の経営者ほど、チャンスも大きい
  7. 多角化研究会を主催してみよう! 
  8. まとめ

1.気になる情報は、まず自分で体験を

多角化のアイデアを求めているなら、積極的に外へ出ていくことです。

よくテレビを見たり、雑誌や書籍を読んだりしていると「この会社のやっていることは面白い」「あの経営者の発想は新規事業の参考になりそうだ」という情報に出合うことがあるでしょう。

このようなときは、迷うことなく「体験する」ことをおすすめします。

それが、多角化のタネになることも少なくないからです。

まずはその会社の商品を実際に買ってみたり、サービスを受けたりと、「体験」してみる。

聞いたり、見たり、頭の中で考えたりしていただけではわからなかったことに気づいたり、新しい発想が生まれたりするものです。

 

2.「この人は!」と思った人の講演会に行こう!

私の場合、「この経営者は面白い!」「この会社の事業は参考になりそうだ!」と思ったら、インターネットで書籍が出版されていないかチェックし、購入します。

そして、その会社の経営者やキーマンの講演会があるかどうかを確認し、近々開催されるようであれば、すぐに申し込んで話を聞きにいきます。

テレビを見たり、本を読んだりしただけで、そのアイデアやノウハウを自社の事業に取り入れるのは、かなりの高等テクニックです。

実際には、本人の話を直接聞いたり、質問をしたり、つまり「体験」することによって、アイデアが深堀りされて、自分流にアレンジすることが可能になるものです。

 

3.講師には積極的にアプローチを

講演会に参加したら、熱心に話を聞き質問をすることも大切ですが、「顔と名前を覚えてもらう」「仲良くなる」という段階まで踏み込めたら最高です。

お互いに意見交換もできますし、将来的にはコラボレーションに発展する可能性もあります。

そのきっかけとして、たとえば講演している経営者の書籍を10冊くらいまとめて買ってみる。「すばらしいお話だったので友人にも本を配りたい」と言われたら、講演している側はとてもうれしいですし、その人の名前を覚えるでしょう。

「もっと教えたい」という気持ちにもなります。

少なくとも私が講演する立場であれば、そう思います。

書籍を出版していなかったら、講演者の会社が売っている商品やサービスを実際に購入してもよいでしょう。

 

4.懇親会は出会いのチャンス

講演会のあとに懇親会があるなら、必ず参加するという心がけも必要です。

「講演会で話だけ聞ければ十分、懇親会には出ない」という人もいますが、私は興味のある人の懇親会には必ず参加するようにしています。

そして、できるかぎり講演者の正面の席や隣の席をキープする。

そうすれば「私の業界の場合、どういたらいいでしょうか?」など、より突っ込んだ質問もできます。

お酒の席なので適当な返答をされる可能性もありますが、多角化の参考になるような話を聞けたり、その講演者との親交が深まったりと、メリットのほうが多いはずです。

講演会や懇親会は、参加する側の心がけひとつで、コストパフォーマンスがぐんと高くなるのが大きな魅力です。

通常「この経営者に会いたい。教えてもらいたい」と正面からアポイントメントをとろうとしても「忙しいから」と断られるのが普通です。

しかし、講演会であれば、たった数千円から数万円のコストで、さまざまな情報を仕入れ、人間関係を構築できます。

事業の多角化をうまく進めている経営者は、講演会や懇親会などの機会を情報収集の場、コラボレーションのきっかけの場としてうまく活用しています。

5.交流会はオープンマインドで

私は「多角化経営者クラブ」のような異業種、もしくは同業種のネットワークに参加し、事業に活かすことも積極的に行っています。

懇親会やネットワークに参加する場合、自分のことや事業についても、丸裸になってオープンに話す姿勢が大切です。

自分からは情報を出さずに、一方的に「聞き出してやろう」という姿勢の人とは、誰も交流を深めたいとは思いませんよね。

自分から積極的に情報を発信する人のもとに、質の高い情報は集まってくるものです。

 

6.地方の経営者ほど、チャンスも大きい

フットワークよく講演会に参加したり、会社見学に行ったりする方法は、特に地方の経営者にとってはチャンスでもあります。

「わざわざ北海道から来てくれたんですか」となれば、教えるほうは期待に応えたくなりますし、事業を展開する地域がバッティングせず、ライバルになる心配がなければ、惜しみなく情報を出してくれます。

なお、少しレベルの高い方法になりますが、「この経営者は面白い!」と思ったら、自分で講演会を開催して、講師として呼ぶ方法もあります。

謝礼をお支払いすれば、「イエス」と言ってもらえる可能性は高まりますし、経営者仲間を集めて謝礼を割り勘にすれば、それほど多額の予算も必要ありません。

何よりこの方法がすばらしいのは、主催者の立場を使って、特等席で講演者の話を聞ける点です。

主催者であれば、懇親会などでも突っ込んだ話を聞けるチャンスがありますし、

それをきっかけに交流が深まる可能性もあります。

 

7.多角化研究会を主催してみよう!

既存の異業種交流会に参加するのももちろんいいのですが、自ら異業種交流会を企画してみるのもいいでしょう。

私もかつて地元で異業種交流会を立ち上げて、毎月例会を開催していたことがあります。

30分ほどの勉強会と飲み会がセットになった交流会を、毎月1回開くということを3年間ほど続けていましたが、この会がきっかけでいくつものコラボレーションが生まれました。

皆さんの地元で仲間の経営者を募り、「多角化研究会」のような交流会を主催してみてはいかがでしょうか。

経営者は基本的に新しいビジネスのタネを探していますから、きっとコラボレーションにつながる出会いがあるはずです。

特に「多角化経営者クラブ」のような組織は、多角化をしたい経営者の集まりですから、コラボレーションがいつ起きてもおかしくありません。

 

8.まとめ

気になるサービスや商品はすぐに体験してみる。

積極的に講演会に出かけたり、交流会や勉強会を主催したりしてみる。

私はそうしたなかから人脈を広げ、新規事業のアイデアを見つけてきました。

ビジネスのタネは、どこに転がっているかわかりません。

自分から動けば、思わぬところでタネが見つかることが多いものですよ。

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