中小企業こそ合同企業説明会に出よう!採りたい人材に響く集客方法

社員が育つノウハウ

二瓶 百花
二瓶 百花

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ヤマチユナイテッド採用担当の二瓶です。

みなさんの会社では、どのように採用活動を行っていますか?

ここ数年、新卒採用は売り手市場。

「欲しい人材が集まらない」
「そもそも応募が少ない」

採用担当者の悩みは尽きないものですが、それは必要な準備と対策が足りていないからかもしれません。

合同企業説明会は、そんな課題を解決するための重要なイベント。
就活中の「多くの学生」に「面と向かって」自社の情報を発信できる、唯一無二の場だからです。

今回は、合説(合同企業説明会)に出展するメリットや必要な準備、採用に勝つための道筋についてお伝えします。

目次

  1. 中小企業が合同企業説明会に出るメリットとは

  2. 中小企業に合う合同説明会の選び方

  3. 合同説明会の基本的な流れと注意点

  4. 集客・周知の成功は事前準備がカギ

  5. 合同説明会の「その後」も見据えたアプローチを

1.中小企業が合同企業説明会に出るメリットとは

就職活動解禁の3月1日以降は、各地でさまざまな「合同企業説明会」が開催されます。

中小企業が合説に出展するメリットは「一度に多くの学生に会う」ことができ、自社の名前や商品・サービス、どんな職種を募集していて、どんな人材が欲しいと「直接伝えられる」こと。これに尽きます。

インターンシップや自社イベントを行ったとしても、そこで見どころのある学生を確保できるのは一握り。

もちろんWEBでも情報発信はできますが、対面でPRするのとのは浸透力が全く違いますし、自社だけで一度に多くの人数を集客するのは至難の技です。

この貴重な機会を活用しない手はありません。

2.中小企業に合う合同説明会の選び方

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合説には大小さまざまな規模があり、来場する学生の層はそれぞれ異なります。
では、どこに出展するか何を基準に選べば良いのでしょう?

特徴と予算に応じて選ぶ

合説は規模の大小により、出展の目的が異なります。

北海道で最大規模の合説は、大手ナビが3月に札幌ドームで行うイベントで、来場者数は2日間で約8,300人。他の大規模会場でも、平均すると約1,000~2,500人程度が来場します。
集客力が高い分、出展料は高額。
一度に多くの学生に会える一方、相当数の企業が出展するため、自社のブースに興味を持ってもらうための工夫や努力は欠かせません。

地域密着型のナビなどが行う小規模な合説だと、来場者は数十人から100人程度。
5社くらいの企業が出展し「参加した学生は必ず全ての企業の話を聞く」という合説もあります。

当社が出展する合説は、3分の2は大きいナビ、残り3分の1は地域密着のナビや団体。
多くの学生は名の知れたナビに行くので、自社イベントでは集客できない規模の合説は欠かせないと考えています。

とはいえ、規模だけで単純にどちらが良いということはありません。
例えば4,000人が来る会場でも、自社ブースに50人しか集客できなかったり、さほど興味を持っていない学生がとりあえず着座するというケースもあるかもしれません。

逆に、規模は小さくとも興味を持って来てくれた学生50人とマンツーマンで話ができれば、その方が質が高いと言えます。

規模の違いによる特徴は

  • 多くの学生に自社の存在を周知できる=大規模
  • スカウトに近い密度の高い声がけもできる=小規模

と捉え、目的に合わせて適切な合説を選びましょう。

「欲しい層が来場する合説」を選ぶ

出展先を選ぶ一番のポイントは、「自社が欲しい人材像」にマッチした層が来場する合説かどうかです。

ということは、「自社が欲しい人材像」が明確になっていることが大前提。

当社が求めている層は、偏差値の高さはさほど見ていませんが、敢えて言うのであれば中間層、いわゆる「2-6-2の法則」でいう「6」の上位。
コミュニケーション能力が高く、一生懸命頑張るアグレッシブな人材です。
そのため、超優秀な上位2割の学生が来るイベントには出展しません。

今は昔と違い、合説イベントの参加は予約制です。ナビサイトに登録・予約した学生が来場するため、所属する大学や学部、男女比といった情報は、主催するナビで把握しています。
ナビ担当者に教えてもらい、自社が求める層と一致するかどうかを判断するといいでしょう。

小規模な合説の場合は、主催のナビが、採りたい学校とのパイプを持っているかどうかが大事なポイントです。

北海道では、地域に密着したナビが大学で就職活動の授業を担っていることが多いため、合説にその大学の学生を集客している可能性が高いのです。

この場合も、大学の就職課にキャリアの授業を担っているナビを聞くか、逆にナビの営業さんにキャリアの授業を持っている大学を聞けば教えてくれます。

とはいえ地域によってはナビが全く大学に入っていないところもあるので、これはあくまで北海道のケースです。
企業と学生のミスマッチを防ぐためにも、ここはしっかり押さえておいてください。

また、出展数が5~6社規模の場合は、競合他社とのバッティングにも注意が必要です。

商品やサービスが類似していて規模感も同じ企業は、採用でも必ず競合します。
知らずに出展したらライバル社が...とならないように、前もってナビの担当者に「うちはここと競合している」と伝えておきましょう。

3.合同説明会の基本的な流れと注意点

就活解禁前までに開かれる「インターンシップ説明会」といった名称の合説では、給料や福利厚生の話は一切出せないなど、合説は開催時期により、出していい情報とダメな情報があります。※2021年採用スケジュール時点

出展イベントを決めたら、ナビ担当者に出して良い情報を確認し、それに基づいた企業説明のスライドをパワーポイントで作成します。

合説は丸1日会場で活動するため、何十分刻みでその説明を回していけるかもポイント。
大抵は20~30分で1ターン。5分休憩の間に集客し、また20~30分説明、の繰り返しです。

あまりにも説明が長すぎたり短すぎると、周囲の企業ブースとタイミングが合わず、学生が回ってこない...という事態になりかねません。
臨機応変に対応できるよう、説明スライドを何パターンか作っておくのがいいでしょう。

「話す内容があまりなく、15分程度にしかならない」という場合でも大丈夫。
もし他の企業が30分で1タームだったら、その間に2タームできるということ。
可能であれば他とペースを合わせ、難しければ1日の中でうまくサイクルができるよう帳尻を合わせてください。

小規模な合説では「全社35分で回してください」などと決められているケースもあります。
時間が来たら学生は必ず次のブースへ移動するという良心的な方法です。
特に決まりがない場合は、自社で時間を決めて回します。

4.集客・周知の成功は事前準備がカギ

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欲しい層をしっかり集客するためには、次のような工夫も大切です。

配布用のパンフやチラシを作る

歩いている学生に配るためのツールは必須。

会社の事業内容が分かるチラシを配れば、その時は着座してくれなくても、後からブースに来てもらえたり、帰宅後に気になって検索してくれる可能性が生まれます。

「欲しい人材」に響くメッセージの発信

社風や求める人物像に合わせたメッセージを決め、スライドなどの説明ツールもそれに沿ったものを作ること。

当社の場合はアグレッシブな人材が欲しいので、「挑戦できる!」というニュアンスのメッセージを発信して集客しています。
メッセージの印象次第で、集まる学生の層は大きく左右されます。
社風に合ったもの、欲しい人材に響く言葉で自社の魅力を伝えましょう。

集客はできるだけ若手社員が担う

可能であれば集客の役目を担うのは、学生が話しやすく親近感も湧く若手社員が一番。

そして、話を聞く企業を迷ってウロウロしている学生がいたら、「もう業種は決まっているの?」「うちはこういう会社なので話を聞いてみない?」と、積極的に声をかけること。

年配の役職者がどーんと座って"待ち"の姿勢でいるブースには、学生は寄ってきませんので要注意です!

新卒の採用活動を若手社員に活躍してもらうのが一番良い理由」も参考にしてくださいね。

5.合同説明会の「その後」も見据えたアプローチを

「合説に出ること」が目的にならないよう、終わった後の次の手を用意しておくことが肝心です。

あらかじめ合説後に自社のイベントを設定し、会場で配るチラシに載せておけば、自社説明会への集客につなげることができます。

「説明会は予約があれば随時行う」という会社なら、「予約はこちらから」と連絡先を記載すればOK。
合説で直接アプローチできなかった学生にも接点が持てるよう取り組んでください。

また当社では、着座してくれた学生に必ずアンケートを取っています。
説明の満足度をいくつかの選択肢の中から選んで丸をつける、という簡単なものです。
「もう少し詳しく話を聞きたかった」を選んだ人は、何を聞きたかったかを書き込む欄も設けています。

アンケートは当日自分たちの説明がどうだったか客観的に分かるので、おすすめの方法です。

合説は、企業が学生と直接コミュニケーションが取れる貴重な機会だからこそ、その時間をいかに有効に使うかが大切。

何回か出展すれば課題や工夫すべき点が見え、集客人数の目標設定を立てて取り組んでいけるようになると思います。

新卒採用スケジュールについては、こちらも参考にしてくださいね。
中小企業はどう動く?新卒採用スケジュールは学生との早期接触がカギ!


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