そのKPI...本当に正しいの? 確かなKPI設定は"真因の特定"にアリ!

KATAKA

川田 新平
川田 新平

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こんにちは。川田です。

本日のコラムテーマは「KPI設定の悩み」です。

KPIと言えば、設定から計測・管理、社内への浸透と、課題をお抱えの経営者も多いのではないでしょうか。

当グループの場合は、KPIの確からしさに課題を抱えていました。

「設置しているこのKPIは、業績アップのポイントとして正しいのかどうか?」ということです。

そこで本コラムでは、この問題について、最近の私の気づきを共有できればと思います。

目次

  1. 「確かなKPI設定」の悩みが生まれたワケ
  2. このKPI...本当に正しいの?
  3. 「QCストーリー」が正しいKPI設定への手掛かりに

1.「確かなKPI設定」の悩みが生まれたワケ

この課題が生まれた背景として、グループで取り組んでいる「KATAKA」があります。

これは2020年から取り組んできた組織改善の取り組みで、簡単に言うと

「社内で発見した追うべき指標(KPI)を定め ➡ 個人ごとに全社員分の達成状況を計測して ➡ オンラインで実施している社内のオンライン配信で情報共有する」というもの。

KPIに会社全体でコミットさせるための取り組みです。

グループ内の会社・事業部単位で取り組んでいます。

話は戻りますが、「KATAKA」において特に重要なのが「オンライン朝会」。

これは私がラジオのファシリテーターのように全社員に向けて配信しているもので、30分の間に業績の進捗、そしてKPI進捗を、各部門・全員全員分公開しています。

数字に私なりの解釈をつけて共有していることがポイントで、これによって全員の目線がKPIの達成にコミットするようになってきたことを実感しています。

コミット具合は行動となって表れ、結果となって表れているので本当に満足しています。

2.このKPI...本当に正しいの?

さて、冒頭で説明した通り当グループの課題は「確かなKPIの設置」について。

元々は、各部門でのランキング上位者の取り組みから型にすべき業務のやり方、注力すべきポイントを見出し、KPIとして設定していました。

営業部を例とすると、ランキングでトップの営業マンのやり方を聞いて、「おそらくここに注力すれば結果に繋がる」というポイントを導き出し、全体で追うべき指標とする...ということです。

結果は、いくつかの事業部では、KPIの達成にコミットすることで業績(KGI)でもその成果を表してくれました。

他方、なかなかKPIに変化が現れない、業績も変化なし...という事業部があったのも事実です。

オンライン朝会のおかげで、社員の意識や行動をKPIにコミットさせるのは十分上手くいっていましたから、KPI・KGIが伸びない事業部は「コミットさせるKPIそのものが違っているのでは?」と経営トップとして不安に思うようになりました。

それでも、確かなKPIとはどのように探し、設置したら良いのかと模索していました。

3.「QCストーリー」が正しいKPI設定への手掛かりに

どうしたら良いものかと手がかりを探していくうちに、かねてからお世話になっている取引先の方に素晴らしい出会いを運んでいただきました。

それが「QCストーリー」。

これは、問題の明確化のステップのことを指します。

詳しくは次のようになります。

1 理想の状態を描いてみる

2 理想の状態と現実を見比べ、その差を事実やデータで捉える 

3 理想と現状のギャップを問題として定義する

4 問題を3つに絞り、優先順位を決める

5 なぜこの3つの問題が起こるのかを分析し、真因を探る

6 解決策を立てる

7 解決策で真因が解決できていることを表す数値を見つける
  ⇒この数値がKPIとなる

理想と現実のギャップの中でとくに優先度の高い課題を指標化したものがKPIであり、それを達成するための方策を立てていく・・・という流れです。

この話を聞いたとき、今まではこのようなステップを全く踏まずに、"それらしいポイント"をKPIとして設定していたことに気づきました。

どの部門でも成果を上げる確実なKPIを設置するという点で言えば、論理的思考にもとづいて真因を特定しないことには、いくら指標を立てても無意味なものになってしまうのです。

真因からKPIを設定しないと、KGI(業績)も伸び悩むのは当然のことでしょう。

また私は、こうした論理的思考を元にしたKPIの設置を、社員巻き込み型で実施したいと思っています(というよりすでに一部進行中です)。

現状を洗い出し、問題について分析していく過程すべてに社員を巻き込んでいくのです。

そうすることで、KPI達成のための行動が「経営トップが言っているから大切なのだ」という動機から「現状はこれが問題で、こうすれば解決するからこの数字がKPIになっている」という理解が伴うものに変わるという狙いです。

社員は納得度高く行動でき、現場で考える方策にはより確かな根拠がつきます。

あとはその優先順位を考えて、実行に移すだけ...となるのです。

以上が、当グループが抱えていたKPIの悩みと、解決策との出会いでした。

まずはこのQCストーリーをグループ全体でしっかりと実行して、結果を出し、ゆくゆくは体系化できたものを皆様にもノウハウとしてご紹介できればと思っております。

引き続きコラムでもご紹介していきますので、今後もご関心いただけますと嬉しいです。


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