全社員がひとつとなり、
新分野への挑戦を。
第6期卒業
株式会社 K GRIT(ケイグリット) 代表取締役社長
井藤 元希様
Company Profile
1921年、東京都台東区で家具の製造販売業として創業。その後事業を拡げ、現在は主に内装・建築の監督業を展開する一方で、ホテル業、リノベーション業も手掛ける。2017年、社名を株式会社カナガワファニチュアから「株式会社K GRIT(ケイグリット)」に変更。お客様からの信頼を大切にし、新しい分野へチャレンジしていこうという気概が込められている。
グループの目標となる
会社を探していた。
私の会社は4社からなるグループ会社ですが、それぞれがバラバラに機能していたため、グループ全体が1つの目標に向かって進んでいけるような会社にしたいと思っていたのです。そのために、当社が目標にできるような会社を探していました。
多角化には先代の時代(父が経営していた時代)からチャレンジし続けていますが、あまりうまくいっておらず、軌道修正したいという思いもありました。
また、社員は自分の仕事は一生懸命やってくれていますが、会社全体の事になると経営者任せでしたので、経営に参加して欲しいと思っていました。
本との出会いが転機となり、
実践塾に参加。
山地さんの著書『会社を強くする多角化経営の実践』を読み、非常に当社の進むべき道に近いと感じ、日本経営合理化協会の多角化セミナーを受講。そこで実践塾のことを知りました。
私としてはすぐにでも参加したかったのですが、社員に自ら行きたいと思ってもらいたく、まず幹部社員に合理化協会の多角化セミナーを受けてもらったのです。結果として、幹部社員も山地さんの講演に感銘を受け、実践塾への参加を決めました。
社員の方から「北海道に行きたい」と言ってもらうことでよりやる気になって欲しかったので、社員が乗ってくれて良かったです。
今でもあの時、本屋で山地さんの本に出会えたことは私たちの会社にとって運命の出会いと思えるほど大きな出来事であったと感じています。
社員と一緒に
参加できるのが決め手に。
何よりも幹部社員と一緒に学ぶことができるというのが、実践塾参加への決め手になりました。また、山地さんと事業内容が同じものが多く、当社でも建築・宿泊施設・木工場・家具屋・宿泊施設・不動産管理など運営しているので、授業の内容が理解し易いだろうと。加えて、社内の状態を売上数字なども含めてオープンにして教えてくれるところも魅力でした。
参加理由としては、山地さんが私と同じく2代目社長である事もそのひとつに含まれます。
会社の変革を全員が実感。
ビジョンの実現に邁進中。
社員が会議に積極的になったり、自分たちで事業計画を立てようと頑張るなど、多くの変化がありました。既存社員の変化はもちろん、フレッシャーズキャンプや委員会など、システム経営の仕組みを取り入れることで若い社員も成長しています。会社単位では経営理念ができ、社内報が定期的につくられるようになり、新卒採用を積極的に行うようになりました。
さらに、ブランディングに力を入れることで会社のホームページ・名刺・封筒なども変わり、会社全体が生まれ変わっていること、会社の変革を社員一同体感出来ています。何より大きいのは、社名が変わりました。
経営計画の中で数年後の売上数字や社風などのビジョンを描くようになったので、今はその実現に向けて邁進しています。
また、フレッシャーズキャンプの見学や、山地さんの経営会議を見せていただく研修に今後も社員を参加させ、継続的にやる気を引き出させて頂こうと思っています。
From Leader
幹部社員と一緒に学べること。
社員がやる気になります。
実践塾より
株式会社 K GRIT(ケイグリット)さんは、創業100周年を3年後に控える社歴のある会社さんで、事業の多角化は以前よりされていましたが井藤社長が先代より経営を引き継いでいく中で、グループ経営の強化、幹部の育成に課題があったようです。
今回、塾に参加されることを決める際は、現幹部を巻き込むように「連邦多角化経営のやり方セミナー」へ一緒に参加し、幹部の皆が、「やりたい」と言うのを待ってから決定されたと聞いています。
当塾は全6回ありますが、塾に参加するメンバーも固定メンバーと毎回入れ替えるメンバーとで構成し、たくさんの幹部・社員さんを巻き込んで行こうという姿も見えました。
幹部・社員の気持ちを大事にするという経営方針がとても伝わってきたのを覚えています。
また、K GRIT(ケイグリット)の皆さん、一生懸命に素直に取り組んでいただき、時には塾2日目の午後(塾2日目は午前中で終了するのですが)、皆さん居残りで午後も残り、個別相談会&ミーティングを行ったこともありました。この頃はすでに幹部の皆さんの意識、目の色が変わっていました。
最終回の卒業発表では、ブランディング講座の良い影響か、社名の変更という大きな意思決定もサプライズ発表され、更なる良い会社作りへの決意を発表されました。