山地タカクカ研究室 ~経営基盤の更なる安定と飛躍を目指す多角化経営プログラム~

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「委員会」がグループの一体化を生む

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こんにちは。

多角化研究室 理事長の山地です。

今回は、委員会がグループの一体化を生むというお話をしたいと思います。

 

こうした委員会活動を続けることによって、いくつかのメリットを得ることができます。

一番のメリットは、社員が良い会社づくりに自発的に関する事を通じて、人材育成が進むことです。

当社では、管理職でなくても「委員長」になれるというルールを設けています。

なかには入社1~2年目の若手を委員長に抜擢するケースもあるくらいです。

(ただし、委員会の立ち上げ段階では幹部やリーダークラスが委員長を務めてもOK)

 

若手が委員長になれな、自分よりも社歴が長いメンバーの上に立たなければならないため、

リーダーシップやフォロワーシップを学ぶ絶好の機会になります。

また、若手にとって委員会は、会社のしくみを覚えるチャンスでもあります。

 

人材を育てるという意味でも、経営者や幹部は委員会活動に参加しないことを原則にすべきです。

「顧問」「オブザーバー」という立場で役員や幹部クラスが相談に乗るくらいはいいですが、

彼らが「これをしなさい」「これはNG」などと指図を始めると、途端に「やらされ感」が生まれ、

メンバーはやる気を失ってしまいます。どうしても気になるなら、

経営者は「顧問」「オブザーバー」である役員や幹部から報告を受ければいいでしょう。

多角化経営を進めるうえでは、主体的に動いたり、関係者にきちんと根回しをしたり、

積極的にアイデアを出したりする人材が必要になりますが、上司から言われたことをこなすばかりでは、

受け身の人材ばかり増えてしまいます。

 

その点、委員会での活動は、上司の指示を待つのではなく、自主的に動くのが基本なので、

自分で考えて実行するような若手が次々と育っていきます。当社の見学にいらっしゃった方々に

「やる気がある社員が多いですね」と良く言っていただけるのは、

このような「多角化人材」が委員会を通じて育つからだと思います。

 

委員会は仮に失敗しても、経営に大きなダメージを与えることはありません。

だから、若手にとっては絶好の実験訓練の場になるのです。

委員会を人材育成の場として積極的に活用するといいでしょう。

 

また、委員会のしくみを取り入れると、「間接部門の仕事が増えない」というメリットもあります。

委員会では社内美化から人材育成まで、

本来なら間接部門で取り組むことが多い経営課題を解決して行く事になるので、

直接的な利益を生まない間接部門が肥大化することを防ぐことができます。

したがって、よほど困難なテーマ以外は、委員会の仕事に落とし込んでしまうといいでしょう。

 

ただ、このように言うと、「委員会の負担が増えると、利益を出すべき本業がおろそかになるのでは」と

心配する人もいるかもしれません。もちろん、本業がおろそかになっては歩末店頭ですが、

委員会にかける時間は、業務全体の5~10%程度にすぎません。

 

現実名事を言えば、100%の時間全てを稼ぐことだけに充てていると案外退屈するものですし、

ずっと集中して仕事ができるわけでもありません。

どんなに仕事ができる人でも、ときどきボーっとする時間や集中出来ていない時間があるはず。

であれば、全体の時間の10%くらいを委員会に充てれば良い気分転換になり、

結果的に本業でも100%に近いパフォーマンスを上げられるのではないでしょうか。

 

委員会のもうひとつの大事なメリットは、

組織に横串を通すことによって、横、あるいは斜めのコミュニケーションが盛んになることです。

これは多角化が進めば進むほど、大きな意味をもってきます。

 

多角化によって事業が分かれていくことによって、縦割りの組織になり、セクト化しがちです。

「自分の事業さえうまくいけばいい」「他の部門が何をやっているか知らない」

というのが当たり前になっていきます。

 

ところが、委員会はさまざまな部門野事業から横断的に人が集まってきます。

単純に他の部署の人と交流するのは楽しいですし、お互いの部門のことも良く分かるため、

グループ社員の中に全社員意識が芽生えます。

 

ある程度の多角化が進んだ会社では、「広報委員会」を立ち上げるといいでしょう。

中小企業でも、外に向けた広報を積極的にする会社は多いですが、内部向けの広報は後回しになりがち。

総務部が社内広報を担っている会社もありますが、せいぜい人事情報の発表くらいしか出来ていないのが実状です。

 

そこで「こんな事業がスタートした」「こんな活動をしている人がいる」といった社内向けの情報を発信する

委員会を立ち上げる。紙ベースでもイントラネットでも構いませんが、

「社内で何が起きているか」を伝えるしくみがあると、多角化が進んでも、

グループとしても一体感を保つことができます。

 

ちなみに、当社には「視える化委員会」という組織もあって、業績やデータなど会社の情報や、スローガンを

わかりやすく示したポスターなどを作成して貼り出すと言った活動をしています。この委員会もまた、

多角化したグループの一体感を醸成するのに一役買っています。

 

次回は、「まずは立ち上げやすい委員会からスタートしてみる」というお話をしたいと思います。

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